マイステイズが旅館?
栃木県には温泉地が多いが、鬼怒川温泉の奥の川治温泉のさらに奥には湯西川温泉がある。
この地は平家伝来の地として名高いが伴久旅館を始め、歴史ある旅館も多い。
その地にあった平家所縁の旅館をなんとマイステイズが買収し、リノベをした上で4月1日開業するという。
元々、ウイークリーマンション東京からその歴史をスタートさせているマイステイズは、那須のエピナール那須を傘下に収めた頃から、単にビジネスホテルだけの展開ではなく温泉地やリゾート地にもそのネットワークを広げてきた。
そして今回は由緒ある温泉地だ。マイステイズとはどのような企業かというと、以前は施設の所有もしていたが現在は完全なオペレーション会社だ。
そして、この企業はフォートレスというアメリカ系のファンド会社が所有していたのだが、現在のそのファンドのオーナーは孫正義氏。
つまり、ソフトバンクがホテルを展開していると言ってもいいかもしれないし、一般の方にはそのほうが分かりやすい。
現地でも業界的にはソフトバンクが進出したというような話になってもいるが、因みに独立系が多い中、すでに伊藤園グループも進出している。
鯉のぼりを上げない、焚火は炊かないなど古くからの習慣が平家の落人村であったことを表しているが、アメリカ製の黒船に乗った携帯電話会社が乗り込んでくる。